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【思い出ゲームレビュー】大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U

2019年4月10日

大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U

「大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / WiiU」は2014年に任天堂から発売された対戦アクションゲームです。開発はソラとバンダイナムコ。個人的に本作は人生の忙しい時期と重なって、余りやりこむことは無かった作品です。

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どんなゲーム？

これまでの過去作で確固たる成功を収めた「スマブラ」シリーズのWiiU版と3DS版。WiiUと3DSの違いは画質ですが、遊べるゲームモードの違いがあります。この点に関しては、公式サイトが詳しく説明されているので特に私の方で説明する事は無いのですが、画質の綺麗さは圧倒的にWiiU版で、WiiのスマブラXの時よりもかなりハイレベルに綺麗になったキャラクター達に感動を覚えました。

3DS版ばかりプレイしてWiiU版はあまりプレイしなかった。

ほとんど立ち上げることがなかったWiiU版 ©Nintendo / ©HAL Laboratory

ただ、実際は3DS版ばかりやりこんでWiiU版は持ってはいるけれど殆どプレイすることは無かったです。3DS版のフィールドスマッシュなど一人でも遊べるものの、これまでのシリーズと比べて複数人で遊ぶことを前提としたゲームデザインだと思います。64の初代からスマブラにハマった世代としては一緒に友達と家で遊ぶ環境が作りづらくなっており、一人でスマブラを遊ぶことにむなしさを感じていました。WiiU版は特にこの傾向が顕著で、イベント戦などこれまでのシリーズでおなじみのお題に沿ったステージを攻略するモードは面白いものの、一人用モードが物足りなく、WiiU版のワールドスマッシュはパーティーゲームに特化した内容で一人でプレイしても寂しくなるだけでした。

そこそこ遊んだ3DS版。しかしこれまでのシリーズと比べるとやりこんでいない。©Nintendo / ©HAL Laboratory

ゲームとしては正統進化していますが、一人用のストーリーモードが実質存在しないという非常に物足りない印象です。これまでのシリーズを全部やりこんできた身としては飽きが来るのが早かった作品。WiiU版の場合はタブレットコントローラーが非常に操作しにくく、他のコントローラーで代用はできるものの別途「WiiUゲームキューブコントローラー接続タップ」を購入したりするなど環境の準備が面倒だったりします。

複数人で遊ぶ事を前提としたゲームデザインはみんなで遊べる環境にある人には最高に楽しいでしょうが、一人でプレイすることが多い環境だともっと前作にあったストーリーモードや一人でもやり込める要素が欲しいと思いました。

ただ、装備という新要素でキャラクターの性能をカスタマイズできることと、Miiと連動させてMiiファイターとしてスマブラの世界に自分の分身が参戦できるのは画期的だと思いました。

思い出とか

初めて本作を知ったのはアメリカにいたころ。丁度発売時期がアメリカ留学中だったので、本作が発売されていることを知りませんでした。現地のゲーム好きの友人にスマブラfor3DSを貸して貰って、「もうスマブラ最新作が発売されているんだ！」と初めて知り、日本に一時帰国した時にすぐに注文しました。(アメリカでは任天堂ファンのゲーマーをNintendo Personと言うらしい…。)

結局はいろいろゴタゴタして落ち着いてゲームをプレイする時間は取れず、3DS版はそこそこやりこんだものの、本格的にやりこみたかったWiiU版は積みゲーにしてしまって、結局最新作のSwitch版のSpecialが出てしまいあまりやりこむ事無く終わりました。

分割商法にしたことで、3DS版だけで済ますユーザーが多く、結果として本体の売れ行きにも影響するキラータイトルにもかかわらず、WiiU本体の売れ行きには繋がらなかったのではないか？と感じた本作。やりこむにしてもどちらか片方に偏るので、私の場合はせっかくのWiiU版の綺麗なグラフィックでやりこめなかったのが心残りの作品です。