【ネタバレ配慮】ゲーム・オブ・スローンズ 全話見た感想 どういうドラマか 大人向けのダークファンタジー大作【海外ドラマ】

ゲームオブスローンズについてネタバレ配慮でまとめてみた

ゲームオブスローンズについてネタバレ配慮でまとめてみた
つい先日5月19日(米国時間)にシーズン8(最終シーズン)の最終回が放映された海外ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」を全シリーズ見終えました。2011年に第1シーズンが始まり2019年に最終シーズンが終わった本作。日本では知名度はそれほどないようですが、海外では大人気のテレビドラマシリーズ。この先どうなるのか、結末がどう転ぶのか本当に想像がつかないのが最大の魅力のドラマなので、極力ネタバレ無くまとめてみます。

ゲーム・オブ・スローンズ(Game Of Thrones)とは

ゲームオブスローンズの世界観のインフォグラフィック

GOTの世界観を表している地図。画像出典:https://kitkatpecson.com/a-map-of-ice-and-fire/


ゲームオブスローンズ(Game Of Thrones,略してGOT)」はジョージ・R・R・マーティン著のファンタジー小説「氷と炎の歌(A Song of Ice and Fire)」を原作としたHBOのテレビドラマシリーズです。一言で言ってしまえば「王座を巡る人々の戦い」なんですが、とにかくそれを巡る人々の心理戦や策略、戦争や交渉駆け引きの描写が見事。明るくて楽観的な子供向けのファンタジー作品とは真逆の、人間の醜悪な部分や血みどろの戦い(+娼婦や性交渉まで)をリアリティのある描写で描いた大人向けのダークファンタジー作品です。ドラマは原作に追いついてしまったため、後半のシーズン7やシーズン8は原作者との話し合いで補完しながら完結しましたが、あまりにも衝撃的で想像もつかない結末にファンからドラマの作り直しの数百万の署名が集まるほど。それだけ世界中の多くの人の心を動かした作品です。私もまさかこんな結末になるなんて…と度肝を抜かれました。

 
*日本語版は「七王国の玉座」↓。重厚長大の大人のダークファンタジーといった内容だが、カバーイラストから受ける内容とだいぶ食い違いがある印象。

ファンタジーだけどファンタジー要素は控えめ

ゲームオブスローンズ

物語の要となる鉄の王座。7王国を統べる者の象徴として玉座を巡る人々の物語がGOTだ。画像出典:HBO https://www.hbo.com/game-of-thrones


この作品の特徴として、ファンタジー世界なので魔法やドラゴンといった要素はあるにはあるけれど、徹底的に抑えられているという事があります。ドラゴンはお話の軸となる要素ですが、魔法なんて殆ど登場しません。徹底的に現実世界の延長のようなリアリティを強く打ち出した作品で、感情移入した人物も死ぬときは死ぬし、どうにもならないときは本当にどうにもなりません。視聴者が予測する先の展開などお構いなしに残酷で非道な展開が続くこともあり、この残酷とも言える徹底的なリアリティ描写が本作品の大きな魅力です。全く先が分からない、だからこそ面白いし引き込まれる。都合良く人知を超えた超常の力で解決!とはならないんですよね。

先が読めない大人向けのダークファンタジー作品

デナーリス・ターガリエン

追放されたドラゴンの女王デナーリス・ターガリエンは本作の最重要人物の一人。


なぜ本作が大人向けだと言えるのかというと、残酷な血なまぐさい描写や生々しいベッドシーン(子供や家族の前では気まずいポイントかもしれない)に加え、扱っているテーマにあります。例えば近親相姦という禁断のテーマはシーズン1から最後まで物語の背景に大きな影響を出していますし、自分のルーツである家族や家柄に関しての落とし子(正妻以外の子)達の葛藤父殺しのテーマや人民と国家を統べるリーダーの素質についても扱っています。シーズン1では幼く、あどけなかった純粋な子供達が目を背けたくなるような過酷な場面を何度もくぐり抜けることでシーズン後半にはまるで人柄が変わってしまった事など、人が成長し変化する過程を描くのが上手い作品です。

 
最初の頃は複雑な人間関係や国家間のしがらみ、家柄などよく分からないままセックスシーンや暴力残酷シーンばかりが悪目立ちしている印象ですが、だんだん理解してくるとあのときのシーンはこういう意味があったのか、と納得させられます。(とてもボリュームがある作品なのに作品の魅力に引き込まれて何周もする人も…)

序盤はよく分からないまま進みますが、シーズン1のラストから怒濤の展開があり、予想を覆す展開に引き込まれていきます

■原作小説の年齢設定が幼すぎる問題
これは後で知ったことですが、原作小説の登場人物の年齢設定が幼すぎるという印象を持ちました。原作者としては争いが絶えないGOTの世界観から寿命が短いと設定してキャラも低年齢の設定にしたのでしょうが、私はドラマから入ったため違和感を感じました。小説版には詳細な登場人物の心理描写が含まれているのが利点ですが、キャラのイメージや感情移入として見るならば年齢設定はドラマ版の役者さんが演じている方がしっくりきます。(ドラマでメインキャラクターを演じるのは20代後半~30代以降の俳優を起用しており、大人のダークファンタジーとしての魅力を存分に演じています。)

見るときのポイント 人物と国家の繋がりを意識して観る

HBO ゲームオブスローンズ登場人物ページのスクショ

公式サイトHBOより登場人物ページ 多くの人物が登場し、死んでいく。ある者は最後まで生き残るが…

ゲームオブスローンズは重厚長大で、1話1話が映画ほどのボリュームもある作品です。人物関係も国家や正妻とそれ以外の落とし子といった家柄がからみ非常に複雑なので最初は訳が分からなくなるかもしれません。とりあえずこれだけは抑えておけば大丈夫(?)という私なりのポイントをまとめてみました。

・舞台は7つの王国から成り立つ世界。7つの王国は一人の鉄の玉座に座る王によって統べられていた。その王はドラゴンを従えていたが、力に狂い人民を苦しめていた。狂王となったその王は、側近のクーデータにより倒され、子孫は追放された。その一族はドラゴンの力を従える力を持ち(燃えない体)、鉄の玉座の正統な継承権を持つ。しかし彼らの力の象徴であるドラゴンは衰退し今の時代には生き残っていないとされている。

家柄や血族が重視される世界観。正妻以外の子は落とし子とされ、正当な名前を名乗ることが出来ない(地域によって決まる落とし子の名前を名乗る)。落とし子達は家の正統な継承権を持たず、北送りにされる場合が多い。GOTの世界は血族やファミリーの結びつきといったものが重視されている。

・北は封印された土地で広大な壁がそびえ立っている極寒の地。家族や故郷から追放された人が北送り=壁を守る人々の役目を担う。重罪を犯すなどしてどこにも所属できない人が北に流れ着く。

・壁の向こうは未開の地である。物語は壁の向こうの未開の極寒の地の異変から始まる。

・北は7王国の中でも特に独立心が強く、北の王となるには相応の素質が求められる。北の王の一族であるスターク家は全編を通じて非常に重要な役回りを演じる。

・7王国のラニスター家は最も裕福な家柄。しかし、家族間の関係がどこよりも複雑。ラニスター家の3人のきょうだい達はGOT全編を通じて物語に大きく関わる。ラニスター家の末っ子のティリオンラニスターは特にシリーズ全体を通して非常に重要な役割を演じる。小人症として生まれた彼は家族からも蔑まれられるが、唯一前王(狂王)を殺した兄ジェイミーラニスター(キングスレイヤーと人々から軽蔑されている)だけはティリオンに対して対等に接し、そのことが二人の強い絆となっている。

ティリオンラニスター 本作の主役と言っても良い

実際の小人症の俳優であるピーター・ディンクレイジが演じるティリオンラニスターは本作全てを通して非常に重要な役回りを演じる事になる。画像出典:https://gameofthrones.fandom.com/ja/wiki/

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参考・出典

HBO公式Game of Thrones
登場人物 FANDOM GameOfThrones←登場人物についての理解が深まりますが、いつ死ぬのかなどのネタバレも多く含まれているので閲覧注意!

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