読書のまとめ– category –
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読書のまとめ
人生は20代で決まるほど単純なものではない。「人生は20代で決まる」レビュー
心理カウンセラーメグ・ジェイの「人生は20代で決まる」という本を読了。以前から評判が高い本で、TEDでも反響が大きかったそうだ。しかし、私に言わせれば人生は20代で決まるほど単純ではない。また、本書の内容も人生にあたかも一つの正解のレールという... -
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人は心から老いていく「ハーバード大学教授が語る「老いに負けない生き方」」レビュー
人はいつから老いるのだろう?確かに加齢に伴って肉体的に老化は進むのが自然の摂理である。しかし、それに伴う幸福感の度合いは人によって大きく違うと思う。 こと日本では社会や人々の無意識にエイジズム(年齢によって人を判断し、差別する偏見、ステレ... -
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デジタル時代で変化する「老い」についての視座。「落合陽一 34歳、「老い」と向き合う 超高齢社会における新しい成長」レビュー
本書はメディアアーティストとして情報テクノロジーの専門家である落合陽一さんがこれからの「老い」のあり方について考えたものです。デジタルテクノロジーの発展により、誰もが避けられない「老化」のあり方も変わって来ました。誰しもが向き合わなくて... -
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マインドフルネスの原点「マインドフルネスストレス低減法」何もしない豊かさに気づく一冊。
仕事や学業に追われる現代人。未来の心配や不安、過去の失敗の反芻思考などに悩まされる人も多いのではないでしょうか。テクノロジーの進歩で豊かになった反面、多くの人が常に何かをしていなくてはいられない病にかかっており、「何もしないこと」があた... -
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ネット・ニュース依存症に効く薬「NewsDiet ニュースダイエット」レビュー。自分にとって本当に大切なものに集中するために。
最近集中力が無くなった気がする…長い文章を読む能力や本来するべきことへの意欲や集中力が欠如してきたような感じがする…。現代ほど集中力、注意力という資源が容易に侵食される時代はないかもしれません。その原因は大量に氾濫しているニュースなどの情... -
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【書評と考察】「もっと! 愛と創造、支配と進歩をもたらすドーパミンの最新脳科学」なぜ人はハマるのか?何が人を駆り立てるのかについての幅広い見識が得られる有意義な一冊。
なぜ人は何かに没頭し、ハマるのでしょうか。なぜ人は健康に悪いと思っているのに夜更かしをして何かにのめり込んだり、ギャンブルや買い物依存症・中毒になってしまうのでしょうか。 本書「もっと! 愛と創造、支配と進歩をもたらすドーパミンの最新脳科学... -
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【書評】脳を鍛えるには運動しかない! 運動がもたらす変化のメカニズムを知り、運動へのやる気に繋げる一冊
運動が健康に良いことは今では常識となっていますが、これまで運動習慣がなかった人にとって行動を起こすのはとても難しいものです。健康に良いとわかっているけれどどうにも運動ができない、運動が億劫で続かない人はとても多いと思います。 本書「脳を鍛... -
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【書評】超ストレス解消法 イライラが一瞬で消える100の科学的メソッド ポップな表紙だけど確かな内容。重度のストレス障害に悩む前に読む本。
「超ストレス解消法 イライラが一瞬で消える100の科学的メソッド」を読了しました。ポップな表紙で軽い内容が書いてあるかと思いきや、しっかりとした科学的な根拠に基づく内容で、この一冊の内容を頭に入れて実践すればストレスをこじらせて大きく落ち込... -
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【書評】超一流になるのは才能か努力か? 何かを上達するのに年齢や才能など関係なく、正しく努力することの重要性を力説した一冊
何かを成し遂げたい、上達したい、特定分野のプロとなりたいと望んでいる人にとって、自らの才能の有無や他者との比較による自分の能力について思いを巡らすことはよくあることです。自分よりも時間をかけていないのに明らかに自分より上達スピードが早い... -
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【書評】自信がなくても行動すれば自信はあとからついてくる 不快な思考や感情と共存しつつ価値ある行動を実践する大切さが学べる一冊
何かをするのに「自信」は必要なのでしょうか? 自信がないから行動できない、何かに挑戦しようとすると恐れや怯えで行動できない…そういった問題を解決するヒントとして、医師でありセラピストのラス・ハリスさんが書かれた本書「自信がなくても行動すれ... -
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【書評】ブッダの脳: 心と脳を変え人生を変える実践的瞑想の科学 心と体の変化のメカニズムを仔細に記述した一冊
刺激や誘惑が多い現代では集中力や注意力がどんどん奪われていきます。本来するべきことに集中できず、情報やニュースに惑わされ、やるべきことに立ち向かえない…この現状をどうにかしようとしている中、私はマインドフルネスという概念と出会いました。マ... -
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【書評】無(最高の状態) 悩みと苦しみを生み出す自己と、それに囚われないで今を生きるための智慧が学べる一冊。
サイエンスライターの鈴木祐さんの『無(最高の状態)』を読み終えたので、自分なりに気づきや感想をまとめていきます。今回のテーマは無ということで、これは「意識としての私(自己)に囚われない状態」のことを言います。本書は古今東西の思想、仏教や禅宗...