ロックマンXのアニバーサリーコレクションを制覇したので、手をつけていなかった本家ロックマンのクラシックスコレクションにも手を出しました。本作はファミコン時代の8bitのロックマン1~6までが収録されています。そういえば2018年10月4日は最新作ロックマン11の発売日ですね。
ロックマンクラシックスコレクション/Rockman Classics Collection
CAPCOM アクションゲーム
2016年2月25日(3DS)
2016年5月26日(PS4、XBOne、PC)
2018年5月24日(NS)
目次(Contents)
ロックマン
満足度 ★★★★
初代ロックマンです。ファミコンで1987年12月17日に発売されました。クリア時間は全滅など試行錯誤含めて3~4時間程度。スーパーマリオとは違った難易度の高さ。ロックマンの根本となるゲームシステムは初代で既に完成していますね。
ゲームの進め方はボスのアイコンを選んでステージを選択し、クリアするとそのボスの特徴となる武器を手に入れることができます(特殊武器)。自分でどのステージから挑むのも自由です。特殊武器にはそれぞれ弱点とするボスがいて、使うと一気に楽になります。最初はどうしてもシンプルなロックバスターで挑まなくてはならないものの、基本的にどのボスでも特殊武器は使わなくてもギリギリクリア出来るバランス…になっていると思います。
それでもアクション苦手な人には厳しいだろうなぁ、と思うところもしばしば。最初の作品なので荒っぽい調整が目立ちます。クラシックスコレクションなど移植作品の特典として、ある程度進んだら中断セーブしてゲームオーバーにならないように進める方法もアリです。
ストーリーはロボット工学の第一人者でロックマンの産みの親Dr.ライトの大学の同級生だったDr.ワイリーが突如Dr.ライトの開発したロボットを改造して暴れさせます。家庭用ロボットであったロックマンはDr.ライトに頼んで自身を戦闘用に改造して貰い、Dr.ワイリーに立ち向かっていく、という流れ。基本ロックマンは全部この流れですね。
今回の敵役となるロボットにはもともと生活を豊かにするために使われているロボットなので、ボスとなるロボットにも日常用途の面影があります。
ロックマンが家庭用ロボットだった、というのがポイント。ロックマンXのエックスはDr.ライトが生み出した唯一の戦闘用ロボットとされています。
ちなみに海外のロックマンはMegaManと呼ばれており、ひどいパッケージで有名です。
ロックマン2 Dr.ワイリーの謎
満足度 ★★★★☆
初代ロックマンの続編ロックマン2。ファミコンで1988年12月24日に発売されました。名作と名高い作品で、シンプルながらも難易度はかなり高いです。開発も後の作品(9や10)に本作を意識した要素を取り入れたりしています。クリア時間は負けてやり直した時間含めて4時間ほど。ストーリーは前作でロックマンにやられたワイリーが今度は新たに8体のロボットを送り出し、それにロックマンが立ち向かっていくというもの。
最初に選べるステージが、前作は6ステージでしたが、今作は8ステージ構成。初代の完成度をより高めた作品となっています。難易度的にも絶妙で、ボス線で何度も練習してプレイヤー自身が上達することでクリア出来た時の感動は溜まりません。エアーマンの知名度がネットでは高いので強敵と覚悟していましたが、そんなに苦戦するということではなく、むしろウッドマンに大苦戦。何度も全滅しました。
本作からE缶という使えば全回復するアイテムも登場。どうしてもクリア出来ないボスでもごり押しが出来るようになりました。ラストにいたるステージでのボスギミックや、ラスボスの驚きの展開など、名作と言われている部分は確かに感じることができました。
なお、本作からボスキャラのデザインが公募されるようになりました。
こちらの海外パッケージ版もかなり…濃いです。
ロックマン3 Dr.ワイリーの最後!?
満足度 ★★★★
ロックマン3はファミコンで1990年9月28日に発売されました。クリア時間は4時間程度。ストーリーは、二度にわたる世界征服の野望をロックマンに阻止されたDr.ワイリーが、なんとDr.ライトと協力して世界平和のためのガンマという巨大ロボットを共同開発していたところ、ガンマの完成間際に突如惑星探索ロボットが反旗を翻すというもの。舞台は宇宙で、ステージやボスもSFっぽいデザインが施されています。
スライディングアクションの追加で、ギリギリの場面をスライディングで切り抜けられるようになりました。しかし本作も難易度は滅茶苦茶高いです。
本作ではボスの弱点武器を使わないと苦戦するボスが多く、中でも大苦戦したのがニードルマンです。飛ばしてくる針やジャンプが見極めにくく、何度もトライアンドエラーして、外人のYoutubeのノーダメージクリア動画を参考にしたりと、弱点武器を持っていなかったのでロックバスターのみで倒せたときは達成感で沸き立ちましたよ。ニードルマンはファミコンで出たロックマンシリーズの中で、最も苦戦しかもしれない。
本作ではブルースという新キャラが登場。本編では詳しく語られませんが、実はこのブルースはロックマンのお兄さんに当たる存在です。ブルースはロックマンより先にDr.ライト博士が開発した最初の人型ロボットですが、完成してすぐに動力炉に問題があるとのことで修理を受けることに。しかし、自らが破棄されると思い込んだブルースはDr.ライトの元を逃げ出しました。その後機能停止直前にDr.ワイリーに見つかり、その結果Dr.ライトの技術がDr.ワイリーに漏れてしまった、とかなりの問題重要キャラです。
ブルースは中ボスとしてロックマンの前に立ち塞がってきますが、ステージの道中で疲弊しているころに現れる上に、タフなので何度もロックマンがボコボコにされました。
コマをモチーフにしたタップマンなど独特なデザインのボスキャラが多く、どのボスがどの弱点なのかがイマイチわかりづらく苦戦した要因となりました。
海外パッケージ
ロックマン4 新たなる野望!!
満足度 ★★★★☆
ロックマン4は1991年12月6日に発売されました。クリア時間は4時間ほど。ストーリーは前作巨大ロボットガンマを撃破してから1年後、ライト博士と同じ天才科学者と称されるDr.コサックの作り出したロボットが世界8大都市を占領し、世界に宣戦布告をします。なぜあのコサック博士が、、とロックマンは立ち向かっていきます。
本作からチャージショットが登場。チャージしてパワーを貯めることができ、3倍の威力で敵にダメージを与えることが出来ます。そのため、弱点武器を使わずともチャージショットを駆使すれば大抵のボスは倒せるので、武器の切り替えがめんどくさい私としてはチャージショットばかり使っていました。
エディというお助けロボットが登場。ロックマンにE缶など貴重なアイテムを渡してくれます。初めて見たときは敵だと思って猛攻撃しちゃいましたよ。説明書が実質無い移植版ならではのこと…なのか?ロックマンの世界は一瞬の油断が死に繋がるので、常に殺気立たなくてはなりません。
ボスキャラコンペの影響が見られます。当ブログでまとめ記事を書いた「アイシールド21」や「ワンパンマン」のマンガ家村田雄介さんの中学生の頃投稿したダストマンが居ます。子供の頃のこうした達成経験はいいですよね。しかもロックマンという名作だからずっと名前が残るようなものです。ちなみにこの作品のボスキャラクター公募の当選者には金色のカセットとバスタオルが送られたそうです。金色のカセットは世界で8つしかなく、相当プレミアがついています(50万円~?)。
海外パッケージ
ロックマン5 ブルースの罠!?
満足度 ★★★★★
ロックマン5は1992年12月4日に発売されました。クリア時間は4時間ほど。ストーリーは前回の戦いから2カ月が経ち、ロックマンはしばしの休息を送っていました。そして前作のDr.コサックが開発した「ビート」を受け取るために外出している間に、ブルースが謎のロボット軍団を率いて街を破壊し始め、さらにその知らせを受け戻ってきたロックマンの目の前でライト博士をさらっていった、という場面から始まる話です。ビートは鳥形ロボットで、とてもカワイイです。ブルースの行動が信じられないロックマンはビートと共に、真偽を確かめるためブルースを追っていきますが…。
本作はロックマン初心者でもとっつきやすい難易度に調整されています。ライフエネルギーだけでなく武器エネルギーも回復するM缶の登場に加え、チャージショットの強化、そしてなんと言ってもステージにちりばめられた「ROCKMAN5」の文字を集めることで使えるビートが可愛くて強いです(特にあの場面で!)。
こうした収集要素はステージ探索要素としても面白いですし、チャージショットが強いので特殊武器の切り替えの手間もなくガンガン進めていけるのも良かったです。ステージギミックも重力反転など凝ったものもあり印象に残りました。
海外パッケージ
ロックマン6 史上最大の闘い!!
満足度 ★★★★★
ロックマン6は1993年11月5日に発売されました。ファミコン最後のロックマン。クリア時間は4時間ほど。ストーリーは度重なるDr.ワイリーの世界征服計画に対抗すべく、X財団をはじめとした平和を目的とした世界ロボット連盟が発足した世界。数々の対ワイリー戦闘ロボットが製作され、その中で特に優れた8体のロボットが集結。X財団主催のもと、ナンバーワンを決めるロボット選手権が開催されました。ところがX財団総帥のMr.Xが8体のロボットすべてを奪い、それらを用いて世界征服に乗り出した…という場面で始まります。Mr.Xなんてまんまワイリーだと思いますが、そこは突っ込まず、Mr.Xの野望を食い止めるためロックマンの戦いが始まります。
シリーズ恒例のボスキャラクターのデザイン公募が世界で行われ、本作はその影響か世界各国をモチーフとしたステージデザインで構成されています。
基本的にシステムは前作とほとんど変わりません。ボス部屋が2箇所に分かれており、片方のボスが持つ「BEAT」の4種類の文字を集めることで前作に登場した愛くるしい鳥形サポートロボビートが使えるようになります。まぁ、ちょっと弱体化していますが。
ロックマンシリーズの愛犬ともいえる「ラッシュ」と合体して空中ジャンプやボクサースタイルでアクションできるようになったのが大きなポイントでしょうか。個人的には難易度もちょうど良く、好きな作品です。
海外パッケージ
総評 ロックマンクラシックスコレクション
本作ロックマンクラシックスコレクションはファミコン時代のロックマンが1~6まで全て入っており、資料的価値も高いソフトです。ミュージアムモードで当時の設定資料が豊富に見られる上、ボスキャラといつでも戦うことも出来ます(装備はロックバスターのみ)。中断セーブが可能で、何度もやり直せるのが利点。ボスは何度も戦ってみてプレイヤー自身がアクションを上達していることを実感出来るのが楽しい作品です。
ロックマンXシリーズとの違いは、こちらの方がよりコミカル路線で特殊武器を切り替えながら進んでいくのに対し、Xシリーズはスピードアクションでガンガン進んでいく感じです。
ロックマンシリーズはスーパーマリオと違って高難易度で万人受けしないものの、シンプルな横スクロールアクションゲームが好きな人は挑戦してみてはいかがでしょうか。
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参考
・ロックマンクラシックスコレクション CAPCOM公式
・海外のロックマンのパッケージをコレクションしているサイト(英語)