概要
今回はファッションの中でもボタンに焦点を当てた短めのTED動画です。ボタンが発明されたことで人類のファッションにどのような影響があったかがシンプルに語られます。小さいボタンでも人類に与えたアイデアはとても大きいとのこと。
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スピーカー:アイザックミザラリ Issac Mizrahi/ファッションデザイナー
ボタンは最も息の長いデザイン
紀元前2000年前には既にボタンはありました。誰が発明したのかは分かっていないようです。ボタンは最初は布に縫い付ける装飾品としてありました。それから3000年後、誰かがボタン穴を発明すると、瞬く間に人類にボタンが広がりました。ボタンとボタン穴は大発明です。ボタンを穴に通すだけでズレずにあるべき場所に収まり、衣服がはだける心配もありません。ボタンのデザインは中世以降ほとんど変わっておらず、歴史上最も息の長いデザインの一つです。
ボタンがなかった頃は衣服はもっと大きく、決まった形もないものでした。ボタンが発明されたことで、衣服が私たちの体型に合わせるように形状が変化してきました。ボタンは衣服を閉じるという機能でとても役に立ちました。ファスナーやマジックテープは音も出て消耗します。それらに比べてボタンは音も出さず丈夫であり、シンプルな方法で私たちの衣類を留めてくれるのです。
小さいけれど凄い発明
ボタンは小さいながらも人類のファッションに大きな影響を与えたとのこと。ボタンは本と同じく古くから完成されたデザインとして歴史もすごく長いです。今ではすっかりボタンがあるのを当たり前だと思ってしまいますが、ボタンがない世界はどうなっていたのだろう、と想像してしまいます。ファスナーとマジックテープだけだったら、人類のオシャレや現代では必須のスーツ姿もずいぶんと変わったことでしょう。ボタン単体として見ても厚さだったり大きさだったり、装飾としてのボタンはデザインも豊富です。しかも丈夫で長持ち。普段の生活の中でボタンの存在を意識するきっかけとなる動画でした。
BCE 紀元前,
great invention 大発明,
buttonhole ボタンの穴,
enduring 息の長い,
diameter 直径,
amorphous 一定の形を保たない、不定の,
wriggled 身体をくねらせて,
Velcro マジックテープ(ベルクロ、ベルクロ社の登録商標)