辞めたい行動、習慣は後回しにしよう 先延ばしをすることで行動を減らすアプローチ

つい長々とやってしまう長時間のネットサーフィンやゲーム、ギャンブルなどの身体に悪い習慣や行動はどうすればやめられるのでしょうか。

やめたい行動を先延ばす。行動したい欲求に間を置くことが大切

解決策の一つとして、その行動を先延ばしにするテクニックがあります。夏休みの宿題や卒業論文など、やらなくてはならないことをあと回しにしてしまって、期限ギリギリに取り組んだ人も多いと思います。人はやりたくないことを先延ばしにする傾向があるので、これを応用し、自分のやめたい行動をちょっと先延ばしにすることでその行動から距離をとることで、徐々に止めることができます。

つい食べ過ぎてしまうのなら、今食べることを我慢して、ちょっと後で食べる。今SNSやゲームを開くのではなく、後でする。ここで重要なポイントは、やめたい行動を一切やめるのではなく、ちょっと先延ばしにするのです。人は行動を止める時、一切その行動はしないと決意しても余計そのことを意識しストレスがたまります。挙げ句の果てにはそのストレスからの反動で前よりも熱中してしまってぶり返してしまいがちです。そうではなく「優先順位を下げてちょっと後でやろう」と考えると負担も減り、徐々にそれらの行動を減らすことができます。止めたいけど完全に止めるのではなくて、やってもいいけどすぐにやるのではなく少し間を置く感じです。

そのためには物理的にワンクッション置くことも効果的です。ゲームやスマートフォンをいじりすぎてしまうのなら、物理的に隠す、目の見えないところに置く。タンスの中に入れて鍵をつける。ブラウザやSNSはフォルダを作り、だいぶ階層を降りないと起動できないようにする。

私の場合はある物事に熱中してる時はそのことしか考えられないほどですが、後回しにするなどして他の物事に集中することで客観的に前の行動を見つめ直すことができます。どうしてあんなにハマっていたのか、スマフォゲームの場合は課金も絡むことも多く、余計後悔が多いです。一呼吸置いて、そのしたいと思った衝動を距離をとってみる力が重要です。
 

 
前の記事SQUARE ENIX クリエイティブディレクター 生守一行さんのインタビュー from BusinessTimeline.jp Vol33 2018年3月号
次の記事「ボタンが変革したファッションとは」アイザックミズラヒ Issac Mizrahi TED動画