ロックマン11 運命の歯車!! クリア後感想レビュー

2019年1月20日2019年1月23日

ロックマン11は2018年10月2日にカプコンよりマルチプラットフォームで発売された無印ロックマンの最新作です。シンプルな2Dアクションをより今風にアレンジした作品で、ボリュームもちょうど良く楽しめました。

目次(Contents)

どんなゲーム？

ゲームを始めるとロックマンシリーズでおなじみのワイリー博士とライト博士の若かりし頃のやりとりが始まります。ワイリーが開発したロボットをより効果的に動かす「ダブルギアシステム」についての議論です。「ダブルギアシステム」を搭載したロボットは性能が飛躍的に向上するものの、暴走する可能性もあり危険な発明でした。ワイリーとライトは両者とも優秀な科学者でしたが、結果としては優等生タイプのライト博士の意見が尊重され、ワイリーは自分の主張を退けられます。

毎回シリーズのラスボスを務めるワイリー。彼の人間らしいところが垣間見える。

かつての悪夢を見たワイリーは自身が開発した「ダブルギアシステム」を使って新たに世界征服を目指します。それを止めるためライト博士もロックマンに「ダブルギアシステム」の試作機を用意し、ワイリーの野望を止めるために動きます。今作ではそのワイリーが開発した「ダブルギアシステム」を切り替えながら進めていきます。

ダブルギアシステムとは？

ダブルギアシステムは周囲の動きをゆっくりにするスピードギアと発動中はロックバスターや特殊武器が強化されるパワーギアの2タイプがあり、一定時間だけダブルギアといって両方のギアを同時発動をする事が出来ます。

本作をするまでにアニバーサリーコレクションでロックマンシリーズをコンプリートしていたので、どう2dアクションを進化させるのか期待していましたが、想像以上に本作の「ダブルギア」のアイデアはプレイ体験やステージの仕掛けの幅を拡げたものだと思います。

HPの高いボスにはパワーギア、敵の強力な攻撃にはスピードギアで対処することが可能で、これまでのロックマンにあったシビアな操作要求は緩和され、ごり押しでも突破できる箇所ができました。その点初心者でも優しいのですが、一方でスピードギアなどを上手に使わないと突破できない仕掛けや激しい攻撃があり、うまくギアを使い分けることが求められます。

全体的にスピード感もあり、操作に慣れれば慣れるほど操作するのが楽しくなってきます。スピードギアで敵の強力な攻撃を避けたときの喜びは心が弾みます。ギアシステムのおかげで色んな突破の仕方ができるので、アクションゲーム好きなら充分堪能できるシステムではないでしょうか。

ボリュームは少ないが、満足のいく出来

無印ロックマンの正統進化

ステージ選択制でそれぞれ個性ある敵キャラが待ち構えています。私は普段ロックマンを初見プレイする時左上から遊んでしまうのですが、ブロックマンは強敵で何度も全滅しました。一番優しいとされるのがラバーマン辺りでしょうかね。トーチマン辺りも苦戦しました。
　
全体的なステージの密度は昔のロックマンと同じぐらいのボリューム感で、忙しい人に優しい仕様ですが、ガツガツとやりこみたい人には物足りなく感じるかも知れません。

お助けアイテムも豊富。フル活用すれば初心者にも優しい。

基本の8つのステージが終わったらラストステージのワイリー城探索へ。クリアして思うのは、やはりラスボスはロックマン7のワイリーカプセルに比べたら随分と易しくなりました。昔のロックマンがクリア出来るのであれば本作もクリア出来るでしょう。リアルタイムに昔のロックマンを遊んでいた人は本作をきっかけにまたやり直すのも面白いと思います。