人は身近な幸運に気づかない!金のなる木の実験

人は身近な幸運に気づかない!金のなる木の実験
人はつい身近な幸運を見逃してしまうと言うことを実験したウェスタンワシントン大学(Western Washington University)の「金のなる木(the money tree)」という面白い実験(2010年)があります。

多くの人は金のなる木に気づかない!

この実験では、1ドルや10ドルをぶら下げた金のなる木を実際に用意し、どれだけの人が気づいたのか調べました。その結果、お金がぶら下がっている事に気づいたのはわずか6%だけでした。多くの人は木にお金があることに気づく事が出来ず、素通りする結果に。

これから何が言えるというと、考え事をしたり、余計なことに頭を働かせている間に身近にあるせっかくの幸運やチャンスに気づかないままでいる人がとても多いということです。

仕事帰りや満員電車に乗っているときはついスマフォゲームやネット、SNSをしてしまいますよね。目の前の事に没頭していると、すぐ脇を通る幸運の気づきを得られなくなるということ。

何か良いことを掴みたい、発見したい時はリラックスし、周囲を見る余裕を持つ人がこういった身近な幸運に気づくことが出来ると言えます。

リラックスしている状態とは、言い換えれば自然の中を散歩をしている時の注意をほどよく逸らす拡散思考の状態と共通点を感じますね。

参考動画 金のなる木

 
前の記事何かアイデアが出ない時は散歩をしよう!拡散思考とクリエイティビティについて
次の記事自己成就予言と不運について 不安や心配事は脳のリソースを奪い、視野を狭める