優柔不断の原因について。直感で判断できない状況が続くと決められなくなる心理

優柔不断の原因って何なのか?直感で判定できない状況が続くと決められなくなる心理

優柔不断の原因って何なのか?直感で判定できない状況が続くと決められなくなる心理

優柔不断の原因って何でしょうか?私たちはなぜ物事を決められなくなるのでしょうか。実は私たちは不安や心配事を抱えている程、直感がにぶって意志決定に時間が掛かり、決めた選択に満足出来なくなる傾向があります。

私たちは基本的に直感に頼っている

私たちは普段、生活をして行く上で直感に頼って物事の意志決定を行っています。何となくの気分だったり、ノリだったり、これまでやって来たことだったり…で物事を決めています。

これはジャム屋の実験で多くの品揃えのある中からは逆に選べなくなるといった感じで、私たちが選択肢を多く提示されるほどいい加減に決めてしまう傾向を持つことからも示唆されています。
選択の心理学「選択肢が多ければ多いほど選択できない」事実 後悔しない選択をするために

要するに人は考えたくない動物で、何かを決めたり行動するときに頭を使いたくない訳です。

そして不安や心配事が多くなるとこの直感が鈍ることが研究で示されています( *)。

不安や心配事が脳のリソースであるワーキングメモリーを占め判断力を奪ってしまうため、一度決めたとしても不安から「これでいいのだろうか?」と悩んだり、「やっぱり良くない選択では無いのか?」と感じてしまう。選択後の満足感が低いから満足する選択を選べない→優柔不断だ、となると私は考えています。

人は損失回避の原則がある

そして人には損失を大きく捉え、避けようとする本能があります。

行動経済学の分野でノーベル経済学賞を受賞したダニエル・カールマンは、プロスペクト理論で人は損失を大きく捉え回避したい強い傾向があるため、実質的に同じ結果をもたらす選択肢でも損失を回避するような言い回しの選択肢を選ぶ傾向にあることを示しました。

損失回避の原則 「プロスペクト理論」 人は得より損失の方が2倍以上大きく感じる

一方で、収入についてはある一定水準を超えるとその嬉しい感覚が徐々に鈍っていくことが示されていて、人は損失には敏感だけど入ってくるものに関して鈍くなる事が示唆されています。

このことから不安や心配を抱えている程損失や失敗時のリスクばかりが目につくようになり、自分の選択を信じられなくなる、と私は考えています。

ではどうするのか?結局は充分な睡眠や運動を取り、体調を万全にするのが一番

ではどうすればいいのかというと、やはり何か大事な事を意志決定する時は充分な睡眠や運動をして体調を万全にしておく事が重要です。

そして直感が鈍るということはどこか不調やストレス、解決していない問題があるのかもしれません。紙やGoogleスプレットシート、Excelに問題点を洗いざらい書き出して一つ一つ解決して行きましょう。

そして散歩は拡散思考によるクリエイティブ状態になれるのでお勧めです。
何かアイデアが出ない時は散歩をしよう!拡散思考とクリエイティビティについて

物事をズバズバ決められれば考えている時間が減り、それだけ行動時間が増えます。優柔不断の時は何かしら心配を抱えているか、不安を感じやすいことなので、不安とどう向き合うのかについて自分なりの対処法を持っておきましょう。

参考・出典

・「選択の科学」 シーナ・アイエンガー 文藝春秋 (2010/11/12)
・「ファスト&スロー」上・下 あなたの意志はどのように決まるのか? ダニエル・カールマン 早川書房 2012
Why You Don’t See the Forest for the Trees When You Are Anxious: Anxiety Impairs Intuitive Decision Making

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