区切りをつける感覚“ウェールラウンド(well-rounded ending)”が後悔を無くす。後悔しない人生のために。

区切りをつける感覚、ウェールラウンドが後悔を無くす

区切りをつける感覚、ウェールラウンドが後悔を無くす
誰もが人生でああしたら、こうしたら良かった…という過去への後悔を感じたことがあると思います。その後悔を無くすためにウェールラウンド(well-rounded ending)という区切りの感覚を持つことが後悔の無い人生を送るためのキーポイントであることを示唆する研究(*)があります。今回は後悔を乗り越えるウェールラウンドについてまとめます。

ウェールラウンド(well-rounded)とは

ウェールラウンド(well-rounded)とは、一言で言ってしまえば区切りの感覚です。

自分はここまでやり遂げた。自分でやれる努力の範囲はやり尽くした。
恋人と別れるときにちゃんとお別れを言った。
このプロジェクトが終わったら転職しよう。

など、人生の節目節目に訪れるターニングポイントで自分の納得する区切りを付けられる人ほど後悔がない人生を送っているとする研究結果が示されています。

お別れ会や卒業式など人生で迎える物事やイベントの区切りにwell-rounded(円満な) ending(終わり方)を迎えられる人ほど、言い換えれば自分のしていることに「このことはこれでおしまい!」という感覚を持てるほど後悔がない人生を送れます。

考察:ツァイガルニック効果との類似点と年齢を区切りにしないことについて

この感覚は考えてみるとツァイガルニック効果と良く似ているんですよね。要するに人は不完全でやりかけた物事に注意を持って行かれる傾向が強いのですが、物事をしっかりと完了させるためにこのウェールラウンドの考え方が活かせます。

夢を追うことを諦められない人は、この納得するまでやったという感覚が足りていないのです。私の知人にギタリストを目指していた人がいますが、その人はある大会で優勝できなかったら諦めると自分で区切りを決めていました

区切りの感覚について言えば、日本では特に夢を追うのに年齢を区切りとする人が多いですが、年齢を区切りとするのはお勧めできません。本人がそれでちゃんと区切りの感覚を持てれば良いのですが、「未来予測とコアバリューの話」でまとめたように人は自分の未来についての予測が大の苦手自分ではこの年齢までにこれぐらいの事は出来ているだろうという予測は殆ど外れるでしょう(参考)。

結局年齢を区切りにすると、年を重ねることは自分のやり遂げた感覚とは無関係にやってくる事なので強制的に自分の中で区切りを付けることになり、その時点で夢をちゃんと追えなかった人や正しい努力が出来ずにいたり方向性を見失っていた人はいくつになってもそのことを思い続けるでしょう。頭の中では中断したタスクとしてくすぶり続け、結局何年か後に本当に自分のやりたいこととして再開したり、何十年も経った定年後にまた始めたりする訳です。

逆に言えば物事を自然消滅で終わらせる人ほど後悔しやすいと言えます。ちゃんとやれる事はやりきったという感覚を持てるように意識して行動をする方が幸せになれるでしょう。新たな事を始めるに当たっても、well-rounded endingの感覚が有る方が前向きに動けます。切り替え上手になるために、自分なりの区切りを意識して物事に取り組んだ方が良いですね。

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